「ねぇ～」
　　「うん」
　　「３連休あっと言う間でしたね」
　　「卒業式俺が行くと
　　　何か問題があるのか？」
　　「来てくれるんですか？」
　　「行かないけど」
　　「ならいいでしょ」
　　「うん？」
　　「だって　女子高生フェチの
　　　ご主人様には危険な場所ですから」
　　「おいおい」
　　　　　　　　　　２００８．２．

　　「ただいま～」
　　「お帰り　どーだった」
　　「まあまあ」
　　「出来たのか」
　　「無理無理」
　　「そーか」
　　「受験料が無駄でした」
　　「何事も経験だよ」
　　「はい」
　　「自分の思う様には
　　　なかなか行かないもんだよ」
　　「そーですね　でも　合格したらどーしよう」
　　「え！」
　　　　　　　　　　　２００８．２．
 

　　「ねぇ～」
　　「うん」
　　「卒業式にご主人様来られます」
　　「行かない方がいいだろう」
　　「どーしてですか？」
　　「いろいろ有るだろうからな」
　　「何がです」
　　「うん　お母さんは行くんじゃないかな」
　　「ママが？」
　　「うん」
　　「ご主人様は本当に来ないんですね」
　　「うん」
　　「よかった」
　　「うん？」
　　　　　　　　　　２００８．２．
 

　　「ねぇ～」
　　「うん」
　　「嫌なニュースばかりですね」
　　「ところで卒業式はいつなんだ？」
　　「３月１日ですけど」
　　「３月１日か
　　　それで女子高生も卒業か」
　　「いけませんか？」
　　「そんな訳じゃないけど」
　　「大丈夫ですよ
　　　ご主人様の前ではずーっと女子校生ですよ」
　　「うん？」
　　「ナーンチャッテ」
　　「ガク・・」
　　　　　　　　　　　　２００８．２．
 

　　「ねぇ～」
　　「うん」
　　「６６歳の男性が
　　　北京オリンピックに　出場が決まったそうです」
　　「６６歳かァ　競技は何だ？」
　　「確か馬術って言ってましたけど」
　　「馬術か
　　　それにしても６６歳とは負けていられないな」
　　「はい　おじいちゃん　
　　　今日も頑張ってくださいね　お馬さんみたいに」
　　「よーし　え！」
　　　　　　　　　　　　　２００８．２．